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クーラントを交換しました

皆さまいかがお過ごしでしょうか。


令和最初の整備記事は、LLC(ロングライフクーラント)の交換です。


バイクも自動車もエンジンはほとんどが水冷(一部空冷と液冷あり)となっています。
この、冷却水はエンジン内を巡りラジエーターで冷却され再度エンジンに戻り、常に循環しています。


冷却水には、錆防止や凍結防止の成分が含まれており、毒性もありますので廃棄分を水道に流すことは厳禁です。


交換は、2万キロ程度とされていますが3万キロまで放置してしまいましたが、以前に購入したワコーズのLLCと時間もあるので交換することにしました。


実のところ、交換は2りんかんでやってもらおうかと考えて問い合わせたところ、車両を預かるとのことでした。
その理由は冷却水を冷ますことだそうで、理解はできますが預けるには電車で帰ってこなければならないことなど考えると、邪魔くさくなったのも事実です。
結局DIYにて交換することとしました。


まずは、右のアンダーカウルとラジエーターカバーを外します。
この時点で、ラジエーターのフィンに異物があれば取り除くことをお勧めします。
エアーツールがあれば吹き飛ばすのもいいです。


写真のラジエーター下部に丸いダイヤルみたいなものがありますが、これがドレインキャップです。
プラスチック製で相当固くしまっていますので、手で緩めることは実質不可能と思われます。レンチを使用する場合は40のトルクスレンチになりますが、そんな特殊なレンチは誰も所有していないでしょうし、このキャップだけに工具なんて現実的ではないように思えます。
そこで、ペーパーウエスで保護してウォータープライやで徐々に緩めて外しました。
初期位置だけは目印を打って記録しておいたほうがいいでしょう。


まずは、ドレインキャプを外して次にラジエーターキャップを外すことで、空気が入ってドバっと出てきます。
概ね0.3ℓ出てきます。


ここで、出切ったことを確認してエンジン腰下にあるドレインボルトを外しますが、左アンダーカウルを外したほうが作業がしやすいです。

目印は、ロワー側のラジエーターホースの横です。
ここは、手が入りにくいんのでエクステンダー付きのラチェットは必須です。
銅のワッシャーが入っていますのこれは交換となりますので、事前に発注しておいてください。

ここで、概ね0.2ℓは出てきます。
最後にリザーバータンクを固定しているネジを緩めてリザーバータンクも空にします。


その後、外したドレイン2か所を締めて水道の水を0.5ℓラジエータキャップから入れますが、一度に入らない場合はい入るだけ入れて、エンジンを始動してウォーターポンプを回すことで入ります。


入ったら、しばらく循環させ古いクーラントを洗いますが、5分くらいでいいでしょう。
水温は60度くらいになるので温度に注意です。


終わった時点で、水道水を同じ要領で抜きます。


エンジン側のドレインボルトとラジエーターのドレインキャップを規定通り締め直します。
エンジン側はワッシャーの交換も忘れないようにしましょう。


そして、既定の0.51ℓのLLCを入れますが、徐々に入れて入らなくなったらエンジンをかけてポンプを回してください。


ラジエーターキャップを開けたまましばらくエンジンを回して、クーランド内の空気を抜きます。


空気が抜けたらキャップをして、リザーバータンクの規定値まで補充して完了です。

長くバイクを使いたい場合は、エンジンオイルとLLCの早めの交換は必須です。
既定の60から70%で交換することで、エンジンは確実に長持ちします。


以上、ご自分でLLCの交換をされる場合のご参考になればと思います。


次回はドリブンベアリングの引き抜きと打ち込みを検討しています。
作業を行ったら記事にさせていただきますね。


それでは、またの記事でお会いしましょう。

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